倉敷考古館をぷらぷらしたので、その報告

倉敷市中心部、倉敷駅からほど近い場所にある美観地区。
川が流れる美観地区内にある、なまこ壁の蔵を改装した小さな考古館を訪れた。
 

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なまこ壁がもりもりしてる。
 
入館料は500円だが、それ以上の見ごたえのある内容となっており、
近隣を訪れた際には立ち寄っていくことをお勧めする。
 
考古館内は4つの展示室に分かれていて、
吉備地方の旧石器時代から縄文・弥生・古墳時代の歴史に触れることができる。
 
とりわけ、倉敷市岡山市内の遺跡や古墳で出土した土器や石器が多く展示されている。
中には、県の重要文化財に指定されているものもあり、
畿内にも劣らない勢力を持っていたであろう吉備地方の力を感じることができる。
 
個人的に展示品の中で必ず見てほしいものを紹介する。
 
・縄文深鉢形土器
児島湾の海底から出土した割れていない土器。
古墳や遺跡から出土する土器はほとんどが割れている、もしくは故意に割られているものが多い中、全体の形が確認できる貴重な資料であろう。
 
・台付家形土器
こちらは岡山県重要文化財に指定されている土器である。
上に物を載せる台形の土器の上に、家の形を模した土器が取り付けられている。
他に類を見ない珍しい出土品とのこと。
 
・埴輪質合子
合子(ごうす)という蓋付きの入れ物で、中に鉄器が入った状態で発見された出土品。
 
 
これらの出土品以外にも多くの土器や石器が3つの部屋に分かれて展示されている。
説明文も分かりやすく、古代への思いを馳せながら一点一点、興味深く味わうことのできる展示となっている。
 
また、第4展示室にはインカ帝国以前の土器も展示されている。
動物や人物の形をした土器に癒されること間違いなしなので、是非とも足を運んでいただきたい。
 
・入館料・
一般  500円
大学・高校生  400円
中学・小学生  300円
 
・休館日・
毎週 月・火曜日
年末年始
 
 
※※※
 
ぶっちゃけると、古墳とか土器に興味のない人にとっては「ふぅーん?」の一言で済まされてしまいそうな展示ではある。
なので、古墳や土器が気になる人や、蔵の内部の作りが見たい人にはおすすめのスポットといえる。
 
個人的には、考古館グッズが少ないのでもっといろいろな方向へグッとくるグッズを希望したい。
 

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倉敷美観地区の街並み
 
 
 
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